記憶

三月の一日一日が過ぎていく。 別れが辛すぎて時が止まればいいと思った。 それはかなわぬ夢。 こだわる気持ちに関わりなく何気なく過ぎていく日常。 毎日聞こえるカウントダウン。 過ぎてしまえばその日々さえも遠い幻のような覚束なさ。 記憶すらも妖しくて生きているのか、俺は本当に生きているのか。 繋ぎとめるものな…