戸田真琴さんの写真展を見てきた。
受付の4階はポラロイドやA4くらいの小さめの写真が隙間なく大量に、5階は巨大に引き伸ばされた写真。
ご本人もいらっしゃり、すれ違いもしたが、驚かせてもと思い、挨拶すらできす。
代わりに設置されたノートに感想を書いておいた。
たくさんの写真の中でベストショット(あるいは飾っておきたいのはどれ)を探して、数回旋回しながら見ていた。さっと通り過ぎたら何も残らないのを恐れた。
1枚目は、
半逆光で電車のレールの側に立つ全身写真。
緑の図柄のセーターが腰まで覆われていてロングブーツを履いている。太陽の光とビルに反射した光で陰が正反対に伸びている。
中望遠で撮影されたらしく、距離があるせいか表情は自然。
自分が撮ったら一番この構図で撮りたい。
2枚目は、
窓際で身体は向こう向きで顔だけ振り返っている裸体。
正面と違って後ろ姿は無防備で顔はあどけない。
写真は綺麗だけでなく、ぼやけた写真や、これは本人も嫌かもというものもある。
ありのままが提示されている。
それ以来気になっていた。
大森さんと共通するもの(魂?)がある。
写真展は明日17時まで開催。