japan-tama’s diary

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私。さんの即興パフォーマンス

昨日のこと。

バスに乗るのが苦手で少々なら歩いたほうがまし。多摩美大八王子キャンパスの最寄り駅橋本からは歩いて30分ほど、それなら京王線沿線の北野駅から1時間ちょいらしいので歩いてみよう。久しぶりに晴れたので気分が高揚していた。すべてgoogle mapがあるから気軽に歩けたようなもので、google mapに頼りすぎて地図を見る能力が退化している気がする。16号バイパスは山を切り開いたところにあるらしく、ずっと山の中。途中住宅地があり、左が石垣、右が幅数メートルの樹林、それを過ぎるとまた山。

なんとかキャンパスに到着し、歩いていた大学生に目的地の工芸棟を教えてもらう。ここで多摩美術大学大学院に在籍中の石井あや子さんの個展「確かな かたち」があり、即興パフォーマンスとして私。 (@0oWatashi00) | Twitterさんの即興のダンスが行われるのだ。この工芸ギャラリーは吹き抜けで天井が高く、天窓から日が差している。

私。さんのダンスは動画や大森靖子さんのライブなどで見ていたが、話しているところも笑顔も見ていない。だから友人と普通に会話して笑顔を見せているお姿にホッとした。私。さんのパフォーマンスは激しく肉体の存在感を意識させる。肉体は淀みなく躍動する。くるくる回る。猫のようにしなやかに。筋肉というより背骨が動いている無駄のない動き。そして体というより魂が踊っているようだ。近くなので吐く息も地面をこする音、蹴る音も聞こえる。パフォーマンス終了後、立ち去り難くしばらく余韻に浸っていた。声をかけることもできず口パクで挨拶し、帰りは乗ったバスの車内から彼女に手を振り振り返してくれた、ありがとう。もう普段振り返ることもなくなった大学時代について思い出してもみた。そういえばダンスに接点があったのだった。踊ったし写真を撮ったこともあった。間近で見るこの機会を与えていただいたことに感謝します。

 

踊る私。さん。

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大森靖子さんのライブでパフォーマンスする私。さん。

(2016年11月18日 ZEPP TOKYO