japan-tama’s diary

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詩をつくる教室 言葉のレッスン 朝日カルチャーセンター新宿教室

3年前から詩を書くようになった。創作をしたかったが、とりあえず手っ取り早く作品が書けるから詩を選んだ。また小説のように足し合わせていくものより、引いて結晶を取り出す形式のものが自分の性にあっているのだろう。2年前から文月悠光さんのトークイベントに複数回参加した。カルチャーセンターで詩のクラスを受講したのは今回が初めて。カルチャーセンター自体が初めての体験だ。なぜ今になって思い立ったかは、いろいろ理由は思いつくが、機が熟したからとしか言いようがない。

提示された写真のプリントを使っての体験は興味深いものだった。それから引き出されるイメージを言葉にまとめる。まるで心理テストのよう。受講者各人の発表を聞いたが、多様性がある。今回はぼんやりした写真が素材だったが、明確な写真であろうと各人受け止めるものは違うのだろう。

文月悠光さんの朗読は見事だ。言葉がいきいきと息づく。もともと詩の朗読を動画で見てファンになったのだった。詩の朗読という形式は決して音楽のように饒舌ではないが、だからこそ言葉自体が浮かび上がるのだ。

初めての教室で緊張したが、「詩とは何か」について、思い巡らすことの多い充実した体験となった。また次回が楽しみです。