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トークと詩の朗読「画(え)から言葉が生まれるとき」 駒井哲郎展

昨日のこと。

横浜美術館で銅版画家の駒井哲郎さんの展覧会に合わせてトークと詩の朗読があり、参加した。横浜美術館に来るのは初めて。美術館自体も実に久しぶりだった。イベントの整理券を取るために、イベント開始より1時間以上前に美術館に着いた。点数が多く、イベント前には展示を見終わらなかった。もっと前に着いていればよかった。

学芸員の方の司会で、詩人の文月悠光さんと画と詩を巡るトーク。司会と文月さんはスライドのスクリーンを挟んで離れた席に座られていたので、多少やりづらそうな感があった。詩の朗読を数点。最近のエッセイはご自身の戸惑いを書かれているが、詩の言葉は力強く、朗読もまた。

イベント後、版画から言葉が生まれるかを感じ取りながら、また展示の続きを見た。長谷川潔さんの「林檎樹」に感じるものがあった。

常設展ではピカソの画の同じ題材でのバリエーションが数点ありよかった。20年近く前社員旅行で行った熱海で、解散後MOA美術館に一人行き、そこでピカソの絵皿を見てその奔放さに驚嘆したのだった。

同じく常設展の人物画を見て、これを発注した人が部屋に飾り当人たち・子孫が亡くなってしまったら、それは宙に浮いてしまって、もう絵だけが存在として残ってしまったのだと奇妙な感慨に囚われた。

2時間余の観覧だったが、それでも駆け足。作品からの熱量、生命力に圧倒された。じっくり見るには丸一日かかりそう。

 

本展は12月16日(日)まで開催中。

丁寧なレポートのリンクを貼らせていただきます。