2016-06-04 下り坂 詩 人生は坂道を行くが如し。 登るだけでなく、いつかは登るのをあきらめて下らなきゃいけない。 また下りだからといって、楽でもない。 だらだらと長い坂を下らなきゃいけない。 下りは登りとは別の筋肉が必要だ。 もう夕暮れ。 日はまだ明るいけれど、すでに一日は終わりかけている。 夕暮れなのに慌てて走りだしても仕方がない。 やり残したことは何か。 静かに思う。