2011年3月11日。 東日本大震災のあの日。
あれから、もうすぐ5年になる。
先日初めて見た映像で励まされた。
被害にあった訳ではない。
後日、計画停電が何日かあったくらいだ。
当日は、息子の卒業式の帰り道に、自宅近くのコンビニにいて、揺れが数分続いた。
コンビニの棚の商品が、棚から多く落下した。
自宅近くにいたために、帰宅難民にはならなかった。
自宅に帰り、津波に飲み込まれる町の映像を見て、言葉を失った。
何とこの世で生きているってことが、天災の前で脆いものか。
そして運命とだけでは割りきれない思い。
その過酷さから逃れられる人はいない。
だからこそ何気ない日常が、かけがえのないものだと気付く。
21年前の阪神淡路大震災も馴染みのある場所が甚大な被害を受けた。
浮かれるな、地に足をつけて生きていけと言われたような気がした。
文明社会の傲慢さが浮き彫りになったと思った。
震災の記憶は風化させたくない。