詩を書く時、書きたいフレーズが先に出てくる場合と、タイトルが先に出る場合がある。
一気に書き上げられる場合と下書きに貯めおく場合があるが、たいていは一気に書き上げている。
たぶん勢いだけで書かないと、あれこれ考えすぎると理性が勝ちすぎ、言葉が出てこなくなる。
だから自分の意思とは関係ないような言葉もたまに出てくる。
それもまた、言葉の不思議。
タイトルを並べてみると、こうしてやろうという計算より、浮かび上がったものを掬い上げているという気がする。
どこまで行っても、自分でしかない。
隠しようのない自分がそこにいる。
時間がたてば、こんなこと本当に書いたっけという思いをするかもしれない。
それも、また人生。